チャンス品を世に広めた革命児

毎日が特売日 ！で大人気の深澤青果。昨年末に二十四軒店をオープンし、札幌市内に3店舗を展開している。今回は、他店では真似できない「激安の秘密」に迫る。

深澤青果の安さの秘密

編集者荒木：栄治さん。深澤青果さんは、毎日が特売日！のキャッチコピー通り激安商品ばかりですが、どうやってこの価格を実現しているんでしょうか。

深澤代表：一番重要なモノは情報です。青果の価格は天候に大きく左右されるので、北海道だけではなく日本全国の産地で獲れる青果の種類と天気を常に把握し、今何を仕入れられれば安く提供できるのかを考えています。

編集者荒木：数年前も台風の被害で北海道産のジャガイモや玉ねぎの値段が高騰しましたよね。

深澤代表：はい。あれだけ大きな天災があったときは、特に仕入れルートの選択に気を使います。他にも競合他店さんがどれくらいの価格帯で青果を販売しているのかを常に把握し、より安値で提供できるように努力しています。

編集者荒木：日々の情報収集が札幌最安値を実現しているってことですね。それにしても毎日色々な品物が他のお店の半額近くで販売されてますよね。これって他にも何か秘密があるんじゃ・・・。

安さの秘密は「情報」だった！

深澤代表：まずチラシなどの無駄な広告費をかけないようにしています。チラシを毎週近隣の皆さんにお配りするとなると、一店舗につき毎月100万円以上の費用がかかります。今はITの時代です。深澤青果では、各店舗毎にホームページを持ち、Instagramと連動させてリアルタイムの特売品をお知らせしています。無駄な広告費をかけずに広告を出せることはうちの強みです。そして、もう一つの安さの秘密は「チャンス品」です。

編集者荒木：チャンス品ですか。それはどのようなものなのでしょうか。

深澤代表：札幌中央卸売市場では、札幌市及び近郊都市の台所を支えるため毎日セリが行われているのはご存じだと思います。市場は需要と供給で成り立っているので、供給過多になる品物がありますがこれがチャンス品です。今まで培ってきた情報網を使い、いち早くチャンス品を見つけて仕入れることで熾烈な価格競争の中でもより安い価格で商品を提供できるんです。

編集者荒木：なるほど。ここでも情報が活きてくるんですね。でも、それだけ魅力的なチャンス品なら、他のお店さんも欲しがるんじゃないですか。

深澤代表：供給過多の商品は、大量入荷が仕入れの条件になることが多いです。ですから、我々は多店舗展開を進め、卸元さんからの大量入荷を捌きることができるように体制を整えています。これは他のお店さんではなかなかできない事かもしれません。それに平成20年に事業を起こしてからずっとお付き合いしていただいている卸元さんが多いので、これまでの信頼関係があるからこそだと考えています。

深澤青果のこれから

編集者荒木：10年で3店舗出店し、いずれの店舗も大成功を収められている。これはとても凄いことだと思います。情報をいち早く仕入れる姿勢や、多店舗展開と大量仕入れを捌く事業モデルお客さんにも喜ばれますね。今後も店舗展開は進めていかれるのでしょうか。

深澤代表：はい。現在も4店舗目、5店舗目を出店するべく動いています。札幌の商圏規模ですと、一日に出てくるチャンス品はまだまだあるんです。これら全ての品物を市内の皆様にご提供するために、これからも多店舗展開を進めていこうと考えています。

編集者荒木：現在は、白石区に二店舗。西区に一店舗出店されていますが、札幌市内全区制覇を目指されているのでしょうか。

深澤代表：そうですね。もちろん札幌市内全域にこの安値を提供したいと考えています。ですが、札幌市にこだわらず、千歳市などの他の商圏も視野にいれています。急すぎる事業展開は、共に働いてくれる従業員へ負荷をかける事になりますが、日々の営業の中で従業員一人一人に成長してもらい、その結果新しい店舗を出店する基盤を盤石なものとしたいです。今は着実に一歩ずつ従業員とともに成長しているところですので、まだ出店していない地域の皆様にはもう少しだけお待ちいただけたらと思います。

編集者荒木：それでは、最後に消費者の皆さんへ一言お願いします。

深澤代表：深澤青果は、 今日ドキッ！ 、みんなのテレビ、イチオシ！、 どさんこワイド 179などのローカルテレビ局さんによく取材していただきます。これも常日頃から皆さんにご愛顧いただいている賜物だと思います。このご厚意を胸に 従業員一丸となってよりいっそうの価格破壊を続けてまいります。引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。

会社情報

有限会社DEEP　/　深澤青果

〒003-0025 

札幌市白石区本郷通4丁目北7-15

Tel : 011-826-4139

10:00～19:00　※日曜・祝日休み

取材後日記

20代前半から札幌という一大商圏で一人勝負をし続けた深澤代表。今では多くの従業員に囲まれ、私たちの食卓に激安良品の青果を提供してくれている。取材をしているなかで垣間見えたのは、従業員に対する深澤代表の愛情と、価格破壊でお客様の家計を助けたいという情熱だ。毎日が特売日！との事だが、気になる今日の安値は、下記ホームぺージから確認していただきたい。

深澤青果のホームページが気になった方へ

深澤青果のホームページを制作した会社　CYGNUS INTERNET株式会社のホームページはこちら

お問い合わせは、担当の荒木まで。