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86年の歴史とともに、今あらためて“写真を焼く”価値を伝える
さっぽろ地下街からサッポロファクトリー3条館1階へ移転
1939年に創業し、今年で86年目を迎える老舗写真館『カメラの光映堂(こうえいどう)』が、2024年にさっぽろ地下街からサッポロファクトリー3条館1階へと移転した。移転から2ヶ月ほどが経ち、新たな場所での営業が本格化している。
新しい立地で広がる客層
カメラの光映堂が移転したサッポロファクトリーは、多くの商業施設が集まる大型ショッピングモールだ。利便性のある駐車場も相まって、土日のファミリー層をはじめ、平日の若年層、さらには札幌市外から訪れる人々など、幅広い客層が訪れているという。新たな立地で、従来の常連客に加えて新しい層からの支持も広がっているようだ。
“ボックス”ではない証明写真のクオリティ
同店の主力は証明写真。就職活動やマイナンバー申請など、長期間使う機会のある大切な一枚を、セルフの証明写真ボックスではなく、プロの手で丁寧に撮影したいというニーズが増えている。光映堂では、写真館ならではのライティングや表情づくりのアドバイスを通じ、自然で信頼感のある1枚を提供している。
さらに、写真データをスマートフォンに転送できるQRコードサービスも導入。現代のライフスタイルに即した柔軟な対応も魅力のひとつだ。


「写真を焼く」価値を、もう一度体験してほしい
「今は誰でもスマホで写真を撮れて、コンビニでも簡単にプリントできる時代。だからこそ、あえて“写真を焼く”という体験の価値を届けたい」と話すのは、カメラの光映堂の小林英明店長。
データとは異なる、紙に焼いた写真の質感や存在感。それは、記録ではなく「記憶」として残る一枚になる。大切な節目には、ぜひ一度、光映堂でその違いを体感してほしい。

店舗情報
カメラの光映堂
所在地:北海道札幌市中央区北2条東4丁目 サッポロファクトリー3条館1階
営業時間:AM10:00 ~ PM8:00
TEL:011-231-2463
ホームページ:https://www.e-koeido.co.jp/