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「昆布はもっと面白くなる」札幌・澄川の昆布専門メーカー、シーウイッドイシダ
札幌市南区澄川に、道産昆布の加工品を手がける「有限会社シーウイッドイシダ」がある。創業は平成4年、先代の石田良代表がが珍味の卸売業を退職し、一軒家を拠点に創設したことが始まりだった。
創業当初は借りた工場で製造していたが、2019年に新社屋を新設。工場と事務所を一体にし、現在は澄川にある社屋にて製造から発送までを手がけている。
整体師から昆布職人へ。「健康」の軸は変わらず
今回取材に応じてくれた石田順也取締役は、元々は整体師として人の健康に関わっていた。
「整体の現場で、健康には食生活も大きく関係していると感じてきました。家業を継ぐと決めたとき、昆布が持つ健康イメージと自分の経験をうまく重ね合わせられると思ったんです」と石田取締役は語る。
子どもから高齢者まで、毎日の食卓に自然に取り入れられる“体にやさしい昆布”を届けたい。その想いが、今のものづくりの芯になっている。

看板商品は“おしゃぶり昆布”と“昆布ふりかけ”
同社の主力商品は、「おしゃぶり昆布」「無添加塩昆布」、そしてロングセラーの「昆布ふりかけ」の3つだ。
おしゃぶり昆布は、小さなお子様のおやつにおすすめだ。噛みごたえがありながらもやさしい味わいで、よく噛むことで子どもの味覚の発達に繋がる。
一方、昆布ふりかけは創業以来のロングセラー。昆布本来の旨みを生かした風味豊かな仕上がりで、ご飯との相性も抜群。家庭の食卓に欠かせない一品として親しまれている。
製造では、ほぼ毎日自分たちで出汁を取りながら昆布を加工しているという。出汁を取った後の昆布も、再利用して製品に活かす工夫を凝らしており、こうしたSDGsへの取り組みが評価され、同社はMade In Localの「北海道を代表する企業100選」にも選出されている。


昆布の消費は半減、それでも未来は拓ける
かつてはOEMや業務用の卸販売が中心だった同社だが、近年は自社製品の製造・販売へとシフト。
現在は楽天市場を通じて一般消費者向けに販売しており、ネット販売の拡大にも力を入れている。国内の昆布の漁獲量がこの20年で約2万トンから1万トンへと約半減するなか、同社では昆布をより身近な食品として提案し、次世代にも伝えていくことを目指している。
企業情報
有限会社シーウイッドイシダ
北海道札幌市南区澄川三条1丁目4-5
TEL:011-823-6154
ホームページ:http://seaweed-ishida.jp/index.html
ネット販売はこちら
楽天市場:https://www.rakuten.co.jp/kombu-sapporo/